卒寿小論 195 負けるが勝ち (江戸)
『一時は勝ちを譲って、しいて争わないことが、結局は勝利をもたらすことになる。』
言ってわかる人は何も言わなくても相手の気持ちを正しく受け止めることができる。
そういう言って聞かせてわかる人は少なくなってきた。そんな人と論争をしても不毛の何の成果もみだせない時間つぶしになってしまうのが落ちである。
言って聞かせて分かる年齢は幼少期で特に3歳児ぐらいが一番相手の発言に耳を傾ける。
青年期を過ぎるころから人の意見に耳を傾けない傾向が強くなる。特に高学歴の経済的に豊かな人ほどそういう傾向が強いようである。
そういう意味からも三つ子の魂を見直し、鉄は熱いうちにたたき上げなければ手遅れとなること必定である。
ダンチョネいろは歌
何も言うなよ 子分ども (アーどうしたどうした)
目は口ほどにネ ものを言う ダンチョネ (エーなんとなんと)