卒寿小論 74 うでづくで引あげる <江戸川柳>
ライラック 季節の花 https:www.hana300.com/
花言葉 紫は「恋の芽生え」「初恋」 白は「青春の喜び」「無邪気」
羅生門
草履取君命で行く羅生門
羅生門河岸=吉原の東側のはずれの通りの名。西側の西河岸と同じく切見世がある。
切見世は江戸吉原の最下級の女郎屋。1軒1妓が原則。切(きり)とは時間売りの意。
1切(ひときり)100文が相場であった。
主人が妓楼に行くとお供は共部屋で主人の帰りを待つ。
物わかりのよい主人は金をやって切見世へ行かせる。粋な計らい。
羅生門河岸うでづくで引あげる
羅生門の渡辺の綱とは反対に男の腕をつかんで引っ張り込む。
綱は鬼の腕を切り落として持って帰るが、引っ張り込むのはすごいですね。こわいですね。
現代でも油断していると腕ずくで引っ張り込まれますよ。要注意。