卒寿小論 746 役立っています「技術・家庭」(教育53)

高齢者の一人暮らしになって、「技術・家庭」の学習が一番役に立っている。
国語は文章を楽しんで書けるし、数学はソロバンのお陰で暗算が楽にできる。
英語は使うことはないし、翻訳機とAIで間に合っている。
「生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技術を通して、生活と技術とのかかわりについて
理解を深め、進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる」
(中学校技術・家庭の目標)
戦後の中学校で受けた技術・家庭の学習が、実に見事に役立っている。
改めて、小中学校の教育基本法と学習指導要領に目を通してみた。
これ真面目に読んで、真面目に実践しようとしたら教師は精神疾患を煩い、
児童生徒は「不登校」に陥ること間違いなし。
いい加減に読み、いい加減に実践しているから、今以上の教師の精神疾患も
子どもの不登校も抑えられているのかもしれない。
少子化とAI等の発達で、思い切って教育システムや教育内容を
変える時期に来ているようだ。
一番に変えるべきものは、共通テストですかな。私学などでは、
ペーパーテストから、高等学校の内申書を重視する推薦入試方式に変わりつつある。
高校入試から、音楽・美術・家庭・体育などが消えて、英・数・国・社・理に絞られて、
人間の質が偏ってきたような気がする。
感性を育てる教育の場が、学校教育の中で疎かにされてきたのではと思う。
難しく考えなくて、国立大学の全てに(東大も含む)、音楽・美術・家庭・体育の実技を
一教科選択として取らなければならないようにすれば、日本の教育が一変すること間違いない。
まあ無理であろう。
歳を取って、小中高一貫して技術・家庭を重視することは面白いと思う。
「技術・家庭」という名前を「生活哲学科」とすれば、今まで軽く見ていた人も
見方が変わるのではなかろうか。
歳を取って一人暮らしになって、
「技術・家庭」の授業が一番役立っていることに驚く。