「そんなに事実とかけ離れているわけではございません。大変申し訳ございません。記憶にございます」 宮沢元議員は、額賀衆院議長に辞職願を提出して議員を辞職した。 自ら責任を取らずに「記憶にございません」と逃げ廻っている政治家を見ていると「記憶にございますと」切腹した宮沢博行元議員が新鮮に見える。 ... 続きをみる
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政治家にゆとりのあった時代、今ならどうなるの? 戦後の第25回衆議院議員総選挙の立会演説会での話である。 対立候補である福家俊一氏から、「・・・妾を4人も持っているような人物が国政に関係する資格があるのであろうか。・・」と、批判された三木武吉候補はフケ(福家)ば飛ぶような候補者から批判をされ... 続きをみる
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兼好法師は本当にこう考えていたのであろうか。 わざわざ「賢き人の富めるは稀なり」と書いたことは、本当に「稀」であるならば話題にする必要もないと考えるが。 「人はおのれをつづまやかしに、奢(おご)りを退(しりぞ)けて,財を持たず、世をむさぼらざらんぞいみじかるべき、賢き人の富めるは稀なり。」(... 続きをみる
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卒寿小論 409 分かりにくいなあ、どうなってるの?(教育34)
日教組(全日本教職員組合) 全教(全日本教職員組合) 全教協(全国教育問題協議会) 分かりにくいなあ、 この三つの組織の違いとその運動方針、わかります? 現職の教員でもよく理解していない人の方が多い。まして、国民は、関心もないだろうが、わかっている人は皆無に近いのではなかろうか。 時の権力... 続きをみる
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1 遊ぶ感覚で学ぶ 橋本 武(1912年生 101歳没 灘高校国語教師) 参考 中学3年間をかけて、中勘助の「銀の匙」を読み上げる国語授業で有名。 授業の流れ、通読する 寄り道する 追体験する 徹底的に調べる 自分で考える ~遊びは自由、体のうちから湧き出た知恵と行動で学ぶことか~ ... 続きをみる
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卒寿小論 406 きょういくの姿が見えなくなった(教育33)
安倍元首相が亡くなって教育の姿が見えなくなった。 家の前が小学校のグランドで子供たちの元気な声が以前は家の中まで響きわたってきた。今はその元気さが消えていった。 子供の数が減ったせいだけではない。登下校の子供たちも行儀がいい。 安倍さんが亡くなって、文部科学省や教育族と言われる政治家たちの... 続きをみる
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兼好法師の色の道 兼好法師は相当のイケメンで自信家であったのだろうと思われる。 つれづれ草の第1段のしょっぱなから、『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。』(容貌や風姿のよいのがよい。) これは相当の自信があっての言葉とみる。 更に、序段の『あ... 続きをみる
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卒寿小論 410 泣きながらの登園、あれは何だったのか?(教育35)
あまり詳しくは覚えていないのだが、今から80数年前、自宅から歩いて5分の幼稚園にそれこそ毎日泣きながら登園したのは、あれは何だったのか? あれは生活習慣病の一種だったのではとこの歳になって気づいた。 生まれてすぐに肺炎を起こし、最後の手段として母からの輸血をして今夜収まらなければ覚悟をしてく... 続きをみる
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卒寿小論 198 教育の目的の重点をどこに置くか(教育 1)
きょういくの姿 1 教育の目的の重点をどこに置くか 教育の目的をどこに置くかで教育の方向が変わって来る。 個人の個性の伸長や人格の完成に置くのか、国家に役立つ人を育てるのに重点を置くのか。 戦前は国家に役立つ人を育てる教育が全てであった。敗戦後は個人の個性や人格の完成に教育の重点が置かれた。... 続きをみる
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安政五年(一八五八年)佐野島大火三十四戸焼失。その年、島民は生活に必死であった。働ける者はみな働いた。漁に畑仕事にと。 源造も夜のあけぬうちから、裏山の段々畑で芋のとこ作リに汗をかき、太平洋の黒い海原から昇る朝日を拝んで一息いれた。 「やせた土地には、さつま芋が一番。」 源造は一人言をいいな... 続きをみる
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楠若葉 / 重なりあふて / 鬱にいる 正 悟 翻訳ソフトで Wakaba Kusunoki / Overlapping / In depression AIで Camphor leaves entwine, In the depths of melancholy, Emerging... 続きをみる
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ラジオ深夜便を聞くようになってどれほど経ったのだろうか。忘れてしまった。 2024年3月4日の深夜便の「絶望名言」が心に残った。 遠藤周作さんの「絶望名言」を聞いて、遠藤さんを見直し読み直してみようと思った。 私は遠藤周作さんの深いところを見逃していた。 著者は、頭木弘樹(かしらぎひろき)... 続きをみる
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静けさや 岩に滲み入る 蝉の声 芭 蕉 What stillness! / The voices of the cicadas / Penetrate the rocks レジナルド・ブライス イギリス出身の日本文化研究者(65歳没) Ah tranquility! / Penetrat... 続きをみる
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きょういくの姿5 日本会議の人びと 日本会議の人びとをより丁寧に正しく理解して日本の国づくりの方向を学習していきます。 参考資料 日本会議役員名簿 令和4年7月1日現在・50音順(日本会議ホームページより) [名誉会長] 三好 達 元最高裁判所長官 [顧 問] 久邇朝尊 ... 続きをみる
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途中で・・・「みがけば光る」に変化 『物は違うが、光を受ければともに輝く。』 「照らせば光る」から「磨けば光る」どうして変化したのだろうか。時代の流れの中で人間の生き方が受動的から能動的に変わった時代を映し出しているのではなかろうか。 「瑠璃や玻璃」を客体とみなすか、主体とみなすかで「照らせばと磨... 続きをみる
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子孫断絶願望の吉田兼好 何故だ。なぜだろう。兼好の家は代々神祇官あるいは太政官として奉仕してきた家系である。祖父、父、兄弟とそれぞれに官職の次官(すけ)クラスまで上り詰めた身分の家である。 そのような家であったからこそ、「子孫断絶願望」が一つの生き方になったのかもしれないと思われる節もある。... 続きをみる
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孫娘が拾ってきた猫 子猫ながら三歩逃げて振り返り 野良猫と平和共存思う朝 人権教育を叫び選別の上手い人 あの先輩も旅立ってしまった。 一浪も二浪もなし流浪の民 流浪の旅だよ人生は。 我に似た娘十九に胃が痛み 責任感じるよ。重いなあ。 告げ... 続きをみる
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女生徒の / 大根の花 / 抱え来る 正 悟 翻訳ソフトで 1 Female student / radish flower / carrying 2 Schoolgirl / Radish flowers / Having come 翻訳ソフトの1と2では、(Female stu... 続きをみる
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真夜中の絶望名言で頭が冴えて眠れなくなり、ついでに格言、諺、辞世の句などを見ていたら、「おもろい名言」に行き当たった。それでしばらく楽しんで眠りについたのは午前3時。 1 恋は人を盲目にするが、結婚は視力を元に戻す。 ~いいねえ。結婚したけれど視力は元に戻らなかった。幸せです。~ 2 宇宙か... 続きをみる
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家がね、小学校の運動場を挟んで目の前にあるものですから、定年退職後20数年子供たちの様子を見続けてきました。 学校の内側から見る子ども達と一歩外からみる子供たちの姿は良い勉強になりますね。 一時期は不登校気味の子供が多く、朝の登校時は運動場側の校門付近は子供たちが繰り広げるドラマで大忙しです... 続きをみる
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日本教職員組合(日教組)は弱体化しているが、現在も存在している。 弱体化の原因は二つのことが考えられる。 その1、領収書のいらない金の問題 その2、保守勢力と言われる組織からの徹底した攻撃 大きな選挙が近づくと「資金カンパ」という名の強制徴収が始まる。 一般組合員でも1万円。この金は今で... 続きをみる
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いい加減はすばらしい 『食べ過ぎてはいけないし、少なすぎるのもいけない。』 ~万事ほどほどにしておけば、高い徳に至ると孔子は言う。~篠田桃紅 「いい加減」と「好い加減」を使い分けています。 悪い意味での「いい加減」と程よい意味での「好い加減」です。 「あいつはいい加減なやつだ。」「あいつの仕事... 続きをみる
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体の変化がスローモーションで再生される 『誰か式、誰か風、ではなく、その人にしかできない生き方を自然体と言う。』 ~自分を洞察している、もう一人の自分がいる。~篠田桃紅~ 変化に気付かないまま暫くたってその変化に気付くことがある。変化に気付くのが遅かったばかりに命を落とした先輩もいた。 ... 続きをみる
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私の隣に吉田兼好が二人いる。 一人は同級生で、もう一人は身内である。 二人ともに共通しているところは、高学歴でおまけに背が高くイケメンで、働かなくても一生食っていける財産家である。 二人ともに既に亡くなっているので彼らの供養を兼ねて人柄をしのんでみたい。 同級生の彼は、京都の一流国立大学... 続きをみる
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卒寿小論 260 出生、没年不詳の謎多き吉田兼好(徒然草5)
出生、没年不詳の謎多き吉田兼好 吉田兼好の家系は代々神祇官あるいは太政官として奉仕してきた。 兼好の父、兼顕(かねあき)は治部少輔、兄の慈遍は大僧正、兄の兼雄は民部大輔の官職にあり、兼好は蔵人・左兵衛佐の仕官であった。 治部少輔は官職四等官の2番目である。長官(かみ)の次が... 続きをみる
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兼好の理想とする男性像 「容貌や風姿がよいのがよい。しゃべりぶりも聞きやすく、やさしく穏やかで口数の少ないのがよい。」 『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。ものうち言ひたる、聞きにくからず、愛敬(あいぎやう)ありて、言葉多からぬこそ、あかず向は... 続きをみる
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漫 文 16 いいじゃありませんか兼好さん いいじゃありませんか 兼好さん つれづれなるまま 日くらして 退屈しのぎの エッセイで かまくら末期の 文化人 一目見るなり そ... 続きをみる
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宵祭り / 火の神踊る / 野焼きかな 正 悟 翻訳ソフトで Evening Festival / Fire God Dance / Wild Burning 納涼祭・火神の踊り・野焼き Evening Festival / Dance of the fire God / Scorch... 続きをみる
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1 人生は節度を守ること。何事もやりすぎると苦しくなる。飲みすぎず、食べすぎず、歩 きすぎず。(ジョン・ティニスウッド 英国 111歳) ~人生、ほどほどに限る。好い加減に徹して生きよう~ 2 意欲の低下が全身の老化を一気に進める。 (和田秀樹医師 1960年生 63歳) ~意欲は何に... 続きをみる
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2015年(平成27年)にスタートした「機能性表示食品」の制度は、アベノミクスの一環として元安倍首相のトップダウンで決定した法律であった。 届け出だけで運用でき、おまけに健康被害が出ても国への届け出義務はない。 トクホ(特定保健用食品)は、人に投与した臨床試験を必要とする. トクホとは全く違っ... 続きをみる
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儲け事は命がけです。楽な儲け事などありません。 汗を流し知恵を絞りだして日夜努力をしています。 楽な儲け事には裏があります。要注意。 医師で作家の「日下部羊(くさかべよう)」の名言 「いつまでも元気で長生きしたい」と考えない方がいい。どれだけ努力しても老化は避けられないため、努力した人ほど... 続きをみる
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紛らわしい名前で国民をだますテクニック ① 特定健康食品 (トクホ) ②栄養機能食品 ➂機能性表示食品 以上三つの違いが国民には分かりにくい。 メモより 特定保健用食品の場合、企業は営業所所在地の都道府県知事を通じて表示許可申請書と審査申請書を消費者庁に提出し、消費者庁が消費者委員会・食品安全委員... 続きをみる
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翻訳ソフトで(17文字遠しと、5・7・5に区切って)a 山茶花の散り残してや紅に雪 正 悟 The fallen sasanqua flowers are red and snowy. 山茶花の / 散り残してや / 紅に雪 Sasanqua flowers / leave them sca... 続きをみる
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一人になって5か月ぶりに豚汁を作った。美味い。腕は落ちていない。 ただ問題は、お一人様の分量である。作った日に全部食べてしまうのが一番美味しい。 お一人様の分量で如何に美味しく料理をするかがこれからの問題である。 近ごろ食文化研究家の永山久夫先生(91歳)の「長寿食・健脳食」の記事を目にす... 続きをみる
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日常生活の中でたびたび小さな警告があっていたのだろう。気づかなかったのか、気づいていてもそれを無視し続けた。そんな気がする。 医師「あなたの食生活を聞いていると、60代のそれも元気な人の食事内容です。これを機会に思い切って80代の食生活に切り替える努力をしましょう。」 日曜日の夕食時に久しぶり... 続きをみる
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英語に弱いので、翻訳ソフトとAIを利用して英語俳句にしてみました。 私が初めて投稿した俳句です。 手も足となり起き上がる夏の朝 正 悟 ① 17文字を一つのまとまりとして、翻訳ソフトを利用。 A Summer morning when you wake up with your hands... 続きをみる
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外国人の俳句に対する受け止め方はどうであったのだろうか。少しだけ資料を読んでみた。 1 Lafcadio Hearn(小泉八雲) アイルランド系ギリシャ生まれの新聞記者。日本国籍を取 得、1904年(54歳没) 2 Basil Hall Chamberlain(バジル・ホール・チェンバレン) ... 続きをみる
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久しぶりに古いメモ帳を引っ張り出してページをめくった。2006年7月10日(月)69歳のメモに目が留まった。以下メモ。 高神覚昇著 般若心経講義 P155~P172 災難をよける法(良寛) 「病気になった時は、病気になった方がよろしく、死ぬときには死んだ方がよろしく候。これ災難を免れる妙法にて... 続きをみる
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若い時からひょいと出る言葉の一つに「長生きするのも芸のうち」がありました。 この歳になって、誰が言った言葉だったのか、いつ頃耳にした言葉だったのかが気になりだして考えてみました。 分かりました。私は小学校高学年ぐらいから、ラジオに凝っていて夕食後はラジオを聞いていました。 日曜寄せで午後の... 続きをみる
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家庭訪問の日、T・H君(以後T君)が一人で私を待っていた。庭に面した縁側に腰を下ろすとT君がお茶を出してくれた。 「先生、僕一人3役をやっています。主人兼、主婦兼、生徒です」 「それは大変だな。・・・このお茶うまいよ」 「隣のおばちゃんが用意してくれました。父は仕事で全国を廻っています。母は今入... 続きをみる
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近年よく耳にする言葉に「100年時代」と言うのがある。 それで私の親戚や知人をあれやこれやと調べてみたら、妻の親戚に今年(令和6年)に100歳を迎えた女性がいた。 先日、お返しに津久見蜜柑の「はるみ」を送ったら、お礼の手紙がすぐに返ってきた。 近ごろ耳が遠くなったので、お手紙にしました。と。... 続きをみる
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昨日、教え子の郵便局長に会って懐かしく昔のことを思い出した。 小学生は、ハイハイハイとやかましいぐらい声を出し発言に積極的であるのだが、中学生になった途端発言をする生徒が急減する。 朝から一日中一言も発することなく授業が終わる。 そこで、1時間の授業の中で一言でも声を出してもらおうと、 ... 続きをみる
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時代の流れについていけない、いや、時代の流れについていかない明治憲法下に生きているような困った人だが憎めない人。あの帽子、あの歩き方粋だねえ。 時代が変わっていますよ。といっても通じない人。 自民党も手を焼いているだろうなあ。 ① 「少なくとも、そんなに美しい方とは言わんけれども」 ② 「そんな... 続きをみる
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責任のある人が責任を取らないで、責任のない人が責任を取る時代にいつからなったのであろう。 「俺が離党や辞職に何の意味があるのか」 責任の意味も責任の取り方もわからなくなってしまった責任者達。 武士は「私が切腹をして何の意味がある」などとは言わなかった。 だから、切腹の意味が庶民に伝わってい... 続きをみる
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「不倫は文化」で問題に発展した石田純一さんは本当はそんなことは言ってないと。 ある女性記者の質問に「・・・そういうものが世の中の歴史上にも、いろいろずっとある。そういうことを全否定したら、芸術も否定になっちゃいますよ」と。 これを新聞社のレイアウト担当者が「不倫は文化」とまとめた。素晴らしい能... 続きをみる
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令和元年度 国立大学法人運営費交付金 大学等別予算額(82校) 大学院大学と研究機構を除く) 90法人の交付金の総額は1兆1,585億2千万円 交付金ベスト10 1 東京大学 822億円 2 京都大学 561億円 3 東北大学 458億円 4 大阪大学 447億円 5 九州... 続きをみる
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令和3年度私立大学等経営費補助金 学校別交付一覧 (581校) (一般補助と特別補助の合計です) 1 早稲田大学 85億円 2 慶応義塾大学 77億円 3 昭和大学 55億円 4 立命館大学 55億円 5 東海大学 53億円 6 順天堂大学 51億円 7 北里大学 4... 続きをみる
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アメリカから英語教師として日本に来ていた20代の女教師が「運動会」を初めてみて「これは素晴らしいアメリカにはない」と驚いていた。 紅白対抗リレー、騎馬戦、綱引き、応援合戦など、すべてが紅白対抗か学年対抗で競技が成り立っている。 個人が中心となるのか、団体が中心となるのか、ここが日本とアメリカ... 続きをみる
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盆や正月、法事や結婚式など行事があるたびに母に連れられて、母の故郷へ行ったものだ。 家の前の左手の方にキンカンと枇杷の木があり、右手の方にはミカンの木、ぐるりと回って裏の方へ行くとイチジクの木、柿の木そして広々とした畑には季節季節のスイカやマクワなどがなっていた。 当時、母の里は大家族で、祖... 続きをみる
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古事記の神話を読むと「いじめと戦争」は天地開闢、国の初めからの永遠の課題である。 大国主命(おおくにぬしのみこと)の物語など壮絶ないじめと戦争の歴史である。 学校などでの実態調査をすると「いじめはありません」という報告が多く出てくる。 いじめのない集団、学校や地域コミュニティーは皆無に近い... 続きをみる
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我ながら、文章の読みの浅さに驚く。 特に、時事問題の評論や解説を読んでいて、やっと文章の背景にあるものを読み取ることができるようになった。 文章には、その背景に「ある意図」や「利害」が、隠されていることが多い。この背景を正しく理解していないと「だましの表現技術」や「数字のマジック」によって本... 続きをみる
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教育基本法の改定のねらいが分かりました。 2007年発行の屋山太郎氏の著書、日本の教育~ここが問題だ~の16ページの「改正で生き返った既存の法律」を少し引用してみます。 屋山太郎評論家の文章が分かりやすく、そうだったのかと理解できました。ありがとういございます。 引用 『・・・旧法十条の意味... 続きをみる
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高学歴で富裕層、社会のリーダーシップを取るような人たちの中に「教育勅語の復活」を願う人たちがかなりの人数いるようです。 自民党政治家、御用学者、忖度官僚、大学教授や評論家等々。さすがに野党の政治家には見当たりません。 彼らは十分に「教育勅語」の意味や意義を理解した上での活動ですから、それはそ... 続きをみる
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江戸小咄は笑いの原点 親 子 酒 (いい親子だ、息子もいい親父になるぜ) 親父、酒に酔って帰り、 「コリャせがれ、おのれの顔は三ツに見える。そんな息子に跡を譲ることはならぬ」 同じくせがれも酒に酔い、 「こんあグルグル廻る家が、何の役にたつ」 (座笑産) バクチはよせ... 続きをみる
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鎌倉時代を代表するイケメンタレント兼好法師の謎 兼好の出生と没年の記録がない。何故だ。 代々神祇官あるいは太政官として奉仕した家系で、祖父、父、兄二人ともに官職四等官の第二の次官(すけ)まで上り詰めた。 兼好は蔵人(くらうど)・左兵衛佐(さひょうえのすけ)4等官第三の判官(じょう)で終... 続きをみる
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尻からはいる <小学生の時に経験済み> 谷風に小野川、両大関の一番ときては近年にない大入、札を買ってもはいれぬ込み合い、仕方 なく裏へ回り、かこいを破り、犬のように這って入りかかると、うちにいる世話やきがみつけ、 「コリャコリャそこからはいってはいかぬ」 しばらく思案して、今度は尻からはいり... 続きをみる
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唯我独尊に生きる (完) 『自分の心が一番尊い、と信じて、自分一人の生き方をする。 ~着物の文化、日本の文化は、末端の方から途絶えている。~ 篠田桃紅』 湯煙を染めて広がる冬紅葉 正 悟 初明かり鼓動確かに吾が息吹 正... 続きをみる
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自分が立ちうる場所に感謝する 『人生は山あり谷あり。ようやく平地を得たとき、感謝して大事にする。 ~どんな斜面にも、つかのま安心できる場所がある。~篠田桃紅』 茎立ちて 蒼茫の地に 種落とす 正 悟 蒼茫(そうぼう)=青々と広いさま。蒼氓=人民 あるまで... 続きをみる
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卒寿小論 336 どうして傲慢になれましょうか 桃紅格言35
どうして傲慢になれましょうか 『運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる。 ~どんなに愛する人でも、いつ奪われるかわからない。~ 篠田桃紅』 ポロリとこぼれる命の夜寒かな 正 悟 「さよなら... 続きをみる
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悩み苦しむ心を救った日本の文学 『身を挺して、悩み苦しみを書き著した天才・芥川と太宰 ~人はどう生きるべきか、永遠のテーマで正解はない。~篠田桃紅』 木蓮ばさりと切りし冬日かな 正 悟 我も行く 座して半畳 足るを知る。 さてと どう生きるか ひまつぶし ... 続きをみる
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よき友は、自分の中で生きている 『志ある友は、友であることが誇らしい気持ちになる。~物くれる友は、やはりありがたいけれど。~篠田桃紅』 歳をとってくると「飲み友」が元気をくれる。 会って、「やあ」と言って、話が弾むそれだけで十分だ。 通夜の後友への賀状抜き取りぬ 正 悟 ... 続きをみる
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あらゆる人に平等で美しい 『人との競争で生き抜くのではなく、人を愛するから生きる。 ~地球上から、戦争と飢餓がなくなることを願う。~篠田桃紅』 考えても、思うてもどうしようもない時は歩く。ただ歩くことにしよう。 天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者には勝てない。 ... 続きをみる
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平和な心を育てる 『どの国の人にも美しい、と感じるものが増えれば増えるほど、共通の心が広がる。 ~世界一のお金持ちは、いつも同じ服でも気にしない。~篠田桃紅』 お点前の今一服と笑む春着 正 悟
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橋 銭 新大橋へ三十ばかりの女、いそがしげに橋銭一文なげて通るを、番人呼び返して、一文不足という。 「イエわたしは橋のまん中から身を投げます」 (売言葉) 万 年 「亀は万年というが、うそだ。この亀はかったばかりだが、ゆうべ死んだ。昔の人の言うことも、あてにはならぬ」 「イヤゆ... 続きをみる
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いろいろな見方があっていい 『真正面だけではなく斜めからも見てみる。新たな魅力があるかもしれない。 ~人と人の関係も、うしろからもよい、横からもよい。~篠田桃紅』 職場だけの付き合いでは相手の本当の姿が見えないことがある。 家族といるとき、遊びに興じている時、今までに見たことのない姿を見... 続きをみる
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卒寿小論 325 ずっと人はいきいきと生きてきた 桃紅格言25
ずっと人はいきいきと生きてきた 『新しい精神、新しい生き方をした明治・大正期の人の思いを馳せる。 ~世間からどう思われようが、覚悟を持って生きた勇気。~篠田桃紅』 令和5年12月のテレビに映る政治家の姿を見ていると政治家としての覚悟を全く感じない。新しい精神、新しい生き方をした明治・大正期... 続きをみる
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自由を求めて、今の私がいる。 『自分の心が自分の道をつくる ~「川」を無数の線で、あるいは長い一本の線で表した い。 ~篠田桃紅』 桃紅さんの生きた時代と戦後の社会では相当に生き方が違っている。 桃紅さんのように「自由を求めて」という意識はなかった。 私はズーット自由に生きて... 続きをみる
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卒寿小論 321 自分の心が、ほどほどを決める 桃紅格言22
自分の心が、ほどほどを決める 『幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、と思えるかどうかにある。 ~いいことずくめの人はいない、一生もない。~篠田桃紅』 87歳まで生きてきて、とてもいい人生であったとつくづく思う。素直に感謝している。幸福であると実感している。 これからは、風の吹くまま... 続きをみる
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真実は伝えられない 『真実は見えたり聞こえたりするものではなく、感じる心にある。 ~察することで、真実に近づける。~篠田桃紅』 つい最近まで、政治の世界や官僚の世界で「忖度」という言葉が流行った。 忖度とは、本来他人の心中を推し量ること、「推察」して相手の心の真実に近づく行為である。 ... 続きをみる
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卒寿小論 316 やっておきたいと思うことは・・・ 桃紅格言17
やっておきたいと思うことは、どんどんやる 『人には柔軟性がある。これしかできないと、決めつけない。完璧にできなくたっていい。 ~人生の楽しみは無尽蔵~ 篠田桃紅』 体や頭と相談をして今やれることはやっておかないと80代の大代に乗るとやろうと思ってもできなくなってしまうことの方が多くなる... 続きをみる
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なにかに夢中になる 『夢中になれるものが見つかれば、人は生きていて救われる。 ~頭で納得しよう、割り切ろうとするのは思い上がり~篠田桃紅』 何でも夢中になっている人には適わない。 夢中は天才を超えるような気がする。が、一般的には夢中になって家庭を壊したり人生をだめにしたりする人の方が多いよ... 続きをみる
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いつでも面白がる 『新しいものに接するときは、うぶなままでいたい。 ~感動する気持ちがあれば、この世は楽しい。~篠田桃紅』 ある年齢から「面白がったり」「感動したり」する気持ちが少なくなったように思う。ちょうどその時が俳句を詠めない時であったような気がする。 俳句は特に感動の瞬時の爆発を記... 続きをみる
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知ったふりと知らぬふりは、どちらが笑いを取るのだろう 犬はなぜ片足あげるか 知ったふりが言う。 「神代には犬の足三本あり、いかにも不自由さに諏訪の明神に願えば、不憫と思し召され、五徳や鍋の尻は三本でもよかろうと、その一本を下され、それより犬の足は四本になった」 一座の人聞いて、 「そ... 続きをみる
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頼らずに自分の目で見る 『自分の目で見れば、新しい発見、新しい喜びがある。 ~この絵はなにを表しているか、その答えは人それぞれ。~』篠田桃紅格言 自分の目で見ることの難しさ、人は先入観で何事も見てしまう傾向がある。 新学期、新しい学級を受け持つときに、前担任からの引継ぎがある。中でも人物に... 続きをみる
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確かに江戸笑話集の中では、「きのふは今日の物語」集がダントツに猥談話が多い。 政治権力に力があるときは、猥談話で無難に笑いを取ろうとする傾向があるようだ。風刺のきいた気の利いた笑いは影をひそめる。 例え無難な猥談話でも度が過ぎてくると締め付けが起こって姿を消していく。 性道徳に影響を及ぼす... 続きをみる
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江戸 笑話集ブームの中でも下ネタの多い笑話集が「きのふは今日の物語」だそうである。おいおい調べて見るが、どの笑話集もそれなりに軽い下ネタ話を取り上げている。 する気 せんき持ち、遊びに行ったが、あまり冷えるから股火鉢をしている。女郎見て、 「いけ好かない。疝気でありんすの?」 「いいや、する気... 続きをみる
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あなたの人生を枠におさめない 『杭に結びつけた心のひもを切って、精神の自由を得る。』 ~自分の年齢を考えて、行動を決めたことはない。~篠田桃紅 「もう歳だから」というのは、何かを断る時には都合の良いことばである。 歳を考えて何かをするとかしないとかは考えたことはない。新しいことにすぐ飛びつく傾向... 続きをみる
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特に生理的欲求は笑いを誘う。食べたい・飲みたい・寝たいなど 欲望は笑いのネタになり易い。欲望も一皮むけば笑いです。 降る雪や峠の見えぬ欲の道 パロディー笑悟 友だち仙人になり、二三十年ぶりで山中で逢い、昔話に時をうつし、別れる時に、 「貴様にみやげをやろう」と、小石を指さすと、仙術でた... 続きをみる
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笑いもいろいろ、少し整理をしてみよう。 1 談笑(打ち解けて笑いながら話し合う。)最高ですね。 2 朗笑(朗らかな笑い。)心が晴れ晴れとします。いい気分。 3 爆笑(大勢で一時に笑う。)元気出ますよ。 4 大笑(大笑い。大いに笑うこと。)近年、爆笑も大笑も忘れてしもうた。 5 微笑(ほほえむこと... 続きをみる
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古代の「人」は一人で立っていた 『自らの足で立っている人は、過度な依存はしない。』 ~そもそも介入しない、期待もしない、負担にならない。~篠田桃紅 自分では、自らの足で一人で立って生活をしているつもりであるが、多くの人に支えられて生きていることをひしひしと感じる。 介入もしないと自分では思っ... 続きをみる
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百歳はこの世の治外法権 『自らに由(よ)れば、人生は最後まで自分のものにできる。』 ~意に染まないことはしない、無理もしない。~ 篠田桃紅 意に染まないことでもやらなければならないことがこの世の中には多すぎる。いくらストレスを感じても無理をしなければならないことも多くある。 定年退職をして... 続きをみる
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「103歳になってわかったこと」篠田桃紅著 45万部のベストセラー 篠田桃紅 1913年(大正2年)生まれ、2021年3月1日没(107歳) 美術家、版画家、エッセイスト 篠田正治氏は従弟 2015年(平成27年)79歳の春にこの本を手にして、それ以来手元に置いて再読している。歳を重ねるにつけて読... 続きをみる
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新聞の見出しに「東電風評被害」という見出しが出ていた。 近ごろ政治家はじめ多くの人が「風評被害」という言葉を口にする。 東電原発事故は風評被害であったのかと事実を知らない人たちは思ってしまう。 この見出しは。「東電風評被害」は「東電原発事故の現状」とするべきだと考える。「風評」という言葉を入れると... 続きをみる
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兼好と長明の住居観 鎌倉前期の「大火、辻風、遷都、飢饉、地震、保元の乱、平治の乱」と大混乱の中を生きた鴨長明と武士の力が定着してきた安定した鎌倉後期に生きた吉田兼好では人生観に大きな違いが出るのは当然である。 特に、住居についての考えは大きな違いを感じる。 鴨長明は、... 続きをみる
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『親は子を思う心のために自分の意志を曲げ、一生の間とかく自由を束縛されること。』 子どもがいるから何事にも少しばかり控えめにし、遠慮して謙虚に行動する。 子どもがいるから品格というものを考えて人格を磨こうと努力する 中には子どもがいても自分中心の身勝手なわがまま一杯の生活をしている親もいるが... 続きをみる
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きょういくの姿3 教育を動かす日本会議 今、日本の教育に大きな影響を与えているのは「日本会議」です。 元安倍総理をはじめ現岸田総理や多くの政治家が日本会議国会議員懇談会の一員となり、学者、評論家や作家の面々と日本会議の運動にかかわっています。 日本会議は現在の日本国憲法のもと... 続きをみる
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きょういくの姿 2 きょういくの姿が見えない 東京大学法学部を出て大臣になってもあのレベルの人物が育つ日本の高等教育のすがたが見えない。 日本の高等教育はどうなっているのか。これは教育の問題だけではない。教育をどのように国家体制の中に... 続きをみる
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小学校高学年ぐらいだったか。昭和20年代の別府市内はいたるところに小川が流れ緑の野菜畑が広々として、多くの種類の蜻蛉がとんでいた。 中でもオニヤンマという種類の蜻蛉はかっこよく子どもたちの人気が高かった。 メスのオニヤンマが手に入れば越したことはないのでだが、メスはなかなか手に入らなかった。... 続きをみる