syougoのブログ

余命ゼロ年の壁を超えてしまいました。転ばぬ先の杖を手にして、卒寿まではブログを頑張ってみたい。

「山のあなたの空遠く」に「幸い」を求めなくても
働いた後の休息が、至福の時であることを実感。
余命ゼロ年の暇つぶしに。我を忘れて夢中になれる
ブログに挑戦していこうと。

夢中になれることがあることに感謝。

卒寿小論675 花の散るのは(游春の曲 送春の辞)王維

藤 正悟


                  (藤 正悟訳)

清き流れの杏のかげ  一夜の風に花開き

仄かに色香ただようて 萌え出るさざ波の中


日々空しく老いて行き 年年春は訪れる

樽酒開けて共に語ろう 花の散るのはまかせよう

 

             游春の曲

萬樹江邊杏  万樹(ばんじゅ)江辺の杏(あんず)

新開一夜風  新たに開く一夜の風

萬園深浅色  満園(まんえん)の深き浅き色

照在緑波中  照りて在り緑波(りょくは)の中

 

             送春の辞

日日人空老  日日人は空(むな)しく老い

年年春更歸  年年春は更に歸る

相歓在尊酒  相歓(あいよろこ)ぶ尊酒(そんしゅ)の在るを

不用惜花飛  用いざれ花の飛ぶを惜しむを

 

参 考

王維=唐の時代を象徴する自然詩人。李白が詩仙、杜甫が詩聖、王維は詩仏と呼ばれた。

    701年~761年(60歳没),仏教を信奉し、早くして妻を亡くす。以後独身を通す。

    719年に進士(科挙)に及第、俊才により名声を得る。

    親孝行で兄弟とも親しみ妻との仲も「友愛の極み」であった。

    詩人、画家、書家、音楽家としても名を残す。

尊酒=樽酒

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