卒寿057 漢詩戯訳を楽しむ

井伏鱒二の「勧酒」于武陵(うぶりょう)の漢詩戯訳に魅せられて、
正悟も戯訳を楽しんでいます。
「勧酒」于武陵(うぶりょう) 井伏鱒二戯訳
このさかづきを受けてくれ どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ 「さよなら」だけが人生だ
卒寿、しみじみと胸に迫る 「井伏鱒二」さんお見事。

故郷に帰るはいつの日ぞ 杜甫 正悟戯訳
川面に映る 君の影 山山山は 燃えさかり
今年も無碍に 過ぎてゆく 君に逢えるは いつの日ぞ
科挙の試験に合格して 孟郊(もうこう)正悟戯訳
昔のあくせく振り捨てて 今日の悦び果てし無く
春風爽やかオープンカー 花の色香に酔いしれる
今宵の酒は山河に匂う 黄庭堅(こうていけん) 正悟戯訳
蟹の横ばい女が笑う 食べりゃ男も相好くずす
縄で縛った十六杯よ 今宵の酒は山河に匂う
美しき女(ひと)お元気ですか 崔護(さいご) 正悟戯訳
去年の今日 このお屋敷で 桃花のような女(ひと)に出会った
美しき人お元気ですか 桃の花が春風にそよぐ時
