卒寿小論 136 夜目遠目傘のうち(上方)
〖夜見たのと、遠目で見たのと、傘をさしているのとは、実際よりも女を美しく見せる。〗
母方の祖母は仲人の天才であった。
成功率は9割を超えて、生涯のうちに数えきれないほどの男と女を結びつけた。50組ははるかに超えていた。
祖母は見合いをさせる女性がそれなりの美形であれば昼食をはさんで見合いをセットし、見合いをさせる。女性が美形ではないときは夕食をはさんで夕方から夜にかけて見合いをセットしていた。
なかなか道理にかなった戦法である。
男性については、「いのちき力」があり、明るく元気にあいさつができればそれで良しとした。仕事を確りとしていれば職種については大雑把であった。しかし、公務員であれば申し分ない。と言っていた。
女性に対しては、それなりに帽子の色や傘の色などきめ細かく指示していた。
夜顔の花 季節の花300より
ダンチョネいろは歌
桜みるかい 酒のむかい (アーどうしたどうした)
金は天下のネ まわしもの ダンチョネ (エーなんとなんと)
理容美容の 違いを問えば 髭を剃るかネ
そらないか ダンチョネネ
そらないか ダンチョネ