卒寿小論 330 外国との付き合いによって 桃紅格言29
外国との付き合いによって気づかされる
『忘れ去るのは、あまりに惜しい。外国の人が教えてくれる日本の美しさ。
~せっかくの美しい日本語を次の世代に伝えたい。~篠田桃紅』
「美しい日本」を声高に叫び日本の行く末をリードしてきたリーダー。あれはいったいなんだったのか。
日本の良さ、美しい心、謙虚な言葉などのすべてをぶち壊して見せた高学歴のリーダーたちの本当の姿を見せて、令和5年(2023年)が終わろうとしている。
これから今一度、美しい日本の姿を見つめて新しい出発をしなければならない。
政治家をはじめ、各界のリーダーと言われている人々は本当に信頼できるのか。これが最大の問題である。
自分の姿は自分で見ることはとても難しい。他人が見た自分の姿を真摯に受け止めて自分の良さを発揮していかなければならない。だからと言って他人の目を気にしすぎることも正しく自分を評価することはできない。
政治や医療や教育やあらゆる領域で問題が山積みである。美しい日本の心が壊れかけてきた証拠であろう。今更始まった問題ではない。延々と人が生活を始めて以来続いている問題である。
問題の量が多くなり、今まで見えなかった問題が見えるようになっただけなのかもしれない。延々と人が生きている間続く問題である。
この問題に取り組む基本は、「教育」である。
教育は「美しい日本」を堂々と掲げて実践していかなければ、教育の価値そのものを否定することになる。
今、教育は「美しい日本」の価値を見失って進行している。これから教育を目指す若者に託す以外に手はない。終わりのない教育実践であり、美しい日本の姿である。