卒寿小論 407 今では考えられない笑い話(笑悟)
政治家にゆとりのあった時代、今ならどうなるの?
戦後の第25回衆議院議員総選挙の立会演説会での話である。
対立候補である福家俊一氏から、「・・・妾を4人も持っているような人物が国政に関係する資格があるのであろうか。・・」と、批判された三木武吉候補はフケ(福家)ば飛ぶような候補者から批判をされましたが、正確を期するために訂正をさせていただきます。と言って、
「・・・妾が4人あると申されたが、正しくは5人であります。」
会場の聴衆の爆笑と拍手を呼んだ。
三木武吉と言う政治家はとても頓智の利く人で「ヤジ将軍」「策士」「政界の大狸」などの異名を取ったとか。
彼のヤジには頓智があり、やじられた方も笑って納めたとか。現代のヤジにはユーモアが ないな。品のないヤジばかでりでうんざりする。
自由民主党がスタートし、社会党も左右が統一して日本社会党156名の2大政党となった年の選挙である。
近年、不倫問題やセクハラ問題で議員辞職に追いやられる政治家が多い。
不倫問題は叩かれるが、「おめかけ」「おてかけ」問題は表舞台に出てこない。
この辺りはどうなっているのですかね。江戸文化の流れを引き継いでいるのでしょうか?