卒寿小論 367 天才的軍師、田中角栄と策士たち
田中角栄総理は国内外を問わず働いた天才的軍師である。
特に、日中国交正常化は天才的軍師の役割を十二分に果たした日本の歴史に残る大事業でした。
戦国時代から江戸時代にかけての天才的軍師黒田官兵衛、戦わずして勝戦略を田中総理に見ることができます。
近年、政治の乱れの中でのらりくらりと難関を潜り抜けている岸田総理もある意味では天才的な策士ではないかと、また、麻生副総理も天才的な失言策士ではと。
お二人とも対外的な業績がないので軍師と言わないで策士と言っておきます。
岸田氏も麻生氏もやはり天才的な感覚で生きているようなところがありますね。
今回の参議院憲法審査会に自民党21名中、裏金問題議員11名を送り込んだところなど岸田総理の戦わずしてやり過ごす黒田官兵衛的策略を垣間見たような気になりました。
岸田さんの本音は今、憲法改正の時期じゃないと思っているのでは。
また、麻生副総理の「カミムラ」発言にしても意図しないのに出てしまう。容姿発言にしても最大限の配慮、婉曲発言で法にふれないところで国民や政治家の注目を集める策は、きわめて自然に出てくる思いで、まさに天才的失言策士としての本領を発揮しています。
麻生副総理のお陰で今や上川陽子外務大臣は時の人となって麻生策士の思う壺にはまっています。
岸田総理も麻生副総理も天才的策士(軍師とは言わない)で、どう乗り切っていくのか注目をしてみていきたい。
私の予想が的中すれば、私の見る目もまんざらではないと思う次第であります。