syougoのブログ

余命ゼロ年代を生きるために

卒寿小論 376 100年時代というけれど

 近年よく耳にする言葉に「100年時代」と言うのがある。


 それで私の親戚や知人をあれやこれやと調べてみたら、妻の親戚に今年(令和6年)に100歳を迎えた女性がいた。
 先日、お返しに津久見蜜柑の「はるみ」を送ったら、お礼の手紙がすぐに返ってきた。
近ごろ耳が遠くなったので、お手紙にしました。と。


 まあ見事な達筆の気持ちのいい文章での令状であった。


 職場の先輩やありとあらゆる名簿をもとに調べても100歳に達した人は一人もいなかった。


 それで、全国では100歳を超えた人が何人いるかを調べてみた。
日本の総人口1億2399万人の中で、令和6年現在で9万人いることが分かった。率にして0.0007%で、1万人に一人というところである。


 95歳から99歳までが、61万人で0.0049%、90歳から94歳までが206万人で、0.016%なので、だんだんと増えていくことは予想される。


 それにしても「100年時代」とマスコミは盛り上がっている。
 これは何か魂胆があるのでは? 100年時代は何かの回し者かも。


 70代の男女向けに商売をしようと知恵者が考え出した戦略かもわからない。
 70代は肉体的にも精神的にも俺や私はきっと100まで生きるぞと意欲十分である。そこが商売の目の付け所で、70代の男性のための健康食品や70代の女性のための健康食品をネットでよく見かける。


 健康食品と医薬関係の頑張りが目に付く。おまけに確り脅した後には生命保険が待っている。
 女性に特化したものでは、やはり美容関係が目に付く、お肌を奇麗に保つ美容健康食品ですね。


 何十年か先を見越しての逞しい商戦活動には恐れ入る。
 80代に突入すると急に失うものが多くなっていく。70代を対象にした100年時代の商売と80代を対象にした100年時代の商売は大きく変わってくるだろう。どう変わるのか少し丁寧に観ていこう。


         人口減少が一つのテーマになってくるだろう。


         

    

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