岸田総理は、いつも解散は全く考えていませんという。
総理にとっての第一の権限について、考えていないとは、そんな人に国を任せる国民は不幸である。
解散は、大きな政治的課題をある方向に舵を取ったときにその是非を国民に問うためにある。
今回は、「政治資金規正法の改革」について、これでよろしいかと国民に信を問う解散である。この場合野党も「政治資金規正法の改革」についての原案を国民に知らせておくことが大切である。その違いによって国民は判断の資料になる。
岸田総理は、国民に信を問う解散は、全く考えていないといっているのであろう。それは納得できる。
彼は、真剣に解散のことを考えている。自分や自分が所属する政党にとっていつ解散するか、どういう理由をつけて解散するかは常に考えていることであろう。
国民のための解散にするか、自分のための解散にするか。国民のための解散と見せかけて、自分の権限を拡大していった人も多くいる。
この手は、国政だけではなく地方の首長もたまに使う手口である。
「政治資金規正法の改革」がまとまって国民に開示された時、総理は信を問う解散ができるのか、ここが見どころである。
野党の諸君も野党としての「政治資金規正法の改革」案を提示してほしい。文書として証拠として残るように提示してほしい。
それができないときは、野党も与党の「政治資金規正法の改革」にほっとしているのではないかと国民に思われますぞ。
今、野党が国民のために具体的に働いている姿が見えない。今回はまたとない具体的に働いている姿を見せるチャンスである。
万が一、政権交代があったときに備えての準備を怠りなく。
宵祭り火の神踊る野焼きかな 正 悟 別府温泉祭り