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余命ゼロ年代を生きるために

卒寿小論 203 きょういくの姿が見えない(教育 2)

                              きょういくの姿 2 きょういくの姿が見えない


 東京大学法学部を出て大臣になってもあのレベルの人物が育つ日本の高等教育のすがたが見えない。
 日本の高等教育はどうなっているのか。これは教育の問題だけではない。教育をどのように国家体制の中に位置づけていくのかが見えないようにしている政治の問題である。


 きょういくの姿がはっきりと示されているのは「日本会議」のホームページである。


 参考資料として「日本会議」の教育に関するホームページの一部を紹介しよう。


 とてもスッキリした参考資料の内容から、何を問題として見ていかなければならないかを参考資料の後にまとめてみる。


参考資料1・2 (日本会議のホームページより)


   新教育基本法の制定


 平成18年12月、国民待望の中59年ぶりに教育基本法が全面改正されました。私共は、全国各地における大会や街頭キャンペーンの推進、365万人の国会請願署名や37都道県420市区町村での地方議会決議などを促進し、その実現を図ってまいりました。改正された教育基本法には、道徳心、公共心、愛国心など日本人の心を育む教育目標が掲げられ、これにより混乱を続けてきた戦後教育を改革する大きな手掛かりが作られました。新教育基本法の主な特色をご紹介しましょう。


1 目標達成型教育


 目標達成型教育が明確に打ち出されました。すなわち、教育目標(第2条)に掲げられた徳目が達成すべき目標と義務づけられ、文部科学省、教育委員会、学校は目標の達成に向けた責任を負うこととなりました。


2 愛国心、道徳心の育成が新たな教育目標に明記


 教育の目標に「豊かな情操や道徳心」「公共の精神」「伝統と文化の尊重」「愛国心」などの育成が掲げられました。
  旧基本法の「人格の完成」を期すという抽象的な目標から、新基本法には、日本国民を育成するための大切な徳目が教育目標として明記されました。


 考察の視点


 目標達成型と人格完成型の違いを一口で言うと目標達成型は国家目標が前面に出る。人格完成型は個人の個性の伸長と人格の完成が問題となる。


 今回の教育基本法の改定のポイントは個人型から国家型の教育基本法に変えたことに改定のねらいがあったと考えられる。


 これからの問題は、「愛国心」と「伝統と文化の尊重」の内容がどのような形で「学習指導要領」や「教科書」の中に現れてくるのかを注意深く見ていく必要がある。


 日本の教育問題に大きくかかわっているのが「日本会議」だ。


 日本会議という集団がどのような生い立ちでどのような目的をもって、どのような人物が活動しているのかを知ることによって、今後どのような問題が起こって来るのかを予想することができる。


『日本会議とは、
私たちは、美しい日本の再建と誇りある国づくりのために、政策提言と国民運動を推進する民間団体です。』


           日本会議とはどんな民間団体でしょう


      

                                 アイデアに生きる  油屋熊八  村上秀夫著より
「よオッ・・べっぷのみなさんッ・・こんにちわァ・・今日から別府町の住民になりますけンのオ。どうかよろしくたのんますッ・・」                                    別府第1声

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