卒寿小論 289 古代の「人」は一人で・・・桃紅格言3
古代の「人」は一人で立っていた
『自らの足で立っている人は、過度な依存はしない。』
~そもそも介入しない、期待もしない、負担にならない。~篠田桃紅
自分では、自らの足で一人で立って生活をしているつもりであるが、多くの人に支えられて生きていることをひしひしと感じる。
介入もしないと自分では思っているが、いらぬお節介をしている時もある。自分への期待はしないが、相手がこういう風になって欲しいと余計な期待をかける時もある。
介入も期待も相手の負担にならない程度であると自分は思っている。この辺のことは自分が思っていることであって相手に訊いて見なければ本当のところは分からない。
介入しない、期待もしない、負担にならない。そんな生き方はなんだか少しさみしい気持ちがする。
歳を取ってもこの性格はあまり変わりようがないような気がする。
多くの人に支えられている自分を実感する87歳である。まあいいか。