卒寿小論 294 体の変化が・・・桃紅格言7
体の変化がスローモーションで再生される
『誰か式、誰か風、ではなく、その人にしかできない生き方を自然体と言う。』
~自分を洞察している、もう一人の自分がいる。~篠田桃紅~
変化に気付かないまま暫くたってその変化に気付くことがある。変化に気付くのが遅かったばかりに命を落とした先輩もいた。
車社会で歩くことが少なくなり、足指の色の変化や軽い痺れを気付かないままに放置していた先輩から電話がかかってきた。
「急に歩けなくなり、今、ベットに寝たきりの生活だよ。」
それから1年後に先輩が亡くなったという訃報があった。
緩やかな変化に気付かなかったのか、これぐらいはとその変化を軽く見ていたのかであろう。残念でならない。
私は、何事も今まで通りに一度やってみる。
そして、これは無理だから半分にしようとか。新しい方法に切り替えようとか工夫をする。
例えば、今まで毎日、5000歩あるいていたのを3000歩にする。
そして、3000歩の内容を工夫してみる。
上り坂、下り坂、平坦な道を歩く割合を考え直す。更に、歩き方も自分に合った理にかなった方法を考えて取り入れていく。
誰も自分にしかできない生き方で生きている。沢山の情報を収集してその中から自分の負担にならないように新しい考えを取り入れて過ごしている。
私の場合は何事も今まで通りに1度やってみて、無理なこと、できないことをカットして、カットした部分を新しい方法で工夫して生活している。
今のところ別に問題はない。3000歩あるくのがやっとであったのが、5000歩あるけるようになった。87歳でも進歩するんだ。
晩酌も1合にカットしたのだが、近頃、2合飲めるようになった。さてこれはどうしたものであろうか。
カットマンに徹していくべきか。迷うところである。