卒寿小論 325 ずっと人はいきいきと生きてきた 桃紅格言25
ずっと人はいきいきと生きてきた
『新しい精神、新しい生き方をした明治・大正期の人の思いを馳せる。
~世間からどう思われようが、覚悟を持って生きた勇気。~篠田桃紅』
令和5年12月のテレビに映る政治家の姿を見ていると政治家としての覚悟を全く感じない。新しい精神、新しい生き方をした明治・大正期の人の生き方がまぶしい。
一般国民のほとんどは世間の目を背に受けながら自分を規制し真面目に生きていた。
今はどうであろうか。政治家をはじめ、教育者や宗教者とあらゆる職業に関係なく日本人の生き方が乱れているようである。
乱れているといっても割合から行くとごく少数である。まっとうに生きている人の方がはるかに多い。
だから、日本の社会がまだ保たれている。しかし、この状況が少し進めば日本の社会は崩壊への道をまっしぐらに進むであろう。
社会は頭から腐っていく。権力をほしいままにしている人たちを今叩かなければ後戻りのできない日本国家になってしまうような気がする。
具体的な方法はあるのか。一つは情報化社会の活用、個人が直接に社会参加をしていく。
一つは、少子高齢化の社会、一人一人を大事にする社会と高齢者の覚悟ある生き方。
最終的には「教育の力」に待つしかない。新しい生き方、新しい精神を持った教育への覚悟。