卒寿小論 185 頭をよくするということは <子育て11>
一つのことに集中して取り組めるようにすることです。
体質や生活環境も含めて、不安や恐怖心が芽生えるような場合は学習や生活に集中できず悩み多い生活に陥っていきます。
親の役割は、アレルギーや低血圧、その他身体的な特徴を早く把握して対処できるようにする。専門家との連携ができるように窓口を作っておくことです。
頭がよい。ということは頭の回転をよくすることです。
頭の回転をよくする遊びや学習方法を知っておくのも参考になります。
一般に「できる子」と言われる子どもも安心はできません。一つのきっかけで問題を抱えてしまいます。逆に「できないといわれている」子どもも、原因を取り除けばできる子どもに変身します。
人には、20歳で一人前になる形と30歳で完成する形があるそうです。
「すべての人間は、生涯を通じて、自分に対する他人の行動に影響される」
という言葉を自分に言い聞かせて実践してきました。
頭の回転をよくする方法
中学生を受け持ったときに、子どもと共に実験をしてみたことですが、音(ことば)と光(文字)による耳と目の刺激がどのような効果をもたらすか。
中学生が好む言葉の遊びやテープレコーダを利用した自作学習教材作り、輪読や朗読、即興小話など、楽しみながら学習習慣を作っていきました。
青年前期が自分自身を変える最大のチャンスです
何によって自分を変えるか、意識的に何かに挑戦する支援をしましょう。
部活動などへの参加も有効です。打ち込むことのできる活動を見つけて挑戦させましょう。
劣等感が大きいほど変化も大きいものです。
習慣を変えると性格も変わります。性格を変えようと思えば習慣を変える行動に出ることです。
言葉で言って聞かせるよりも、共に行動に出ることが大切です。
感情は行動や環境の変化で変容していきます。良い行動を繰り返すことによって、よい感情が安定してきます。
一番良い行動は、家族のため、周りの人のために働くことです。汗を流して働いた後の休息が幸福感をもたらします。
善い感情の定着が自分の性格をよい方向へ導いてくれます。
このような生活が日常的に繰り返されることが、学習の効果を高めます。これが楽しく勉強させるポイントになります。
具体的に何をしますか。それが問題です。