卒寿小論 665 桃は生き生き豊かに膨らみ 詩 経

正悟訳 桃は生き生き豊かに膨らみ
「詩経」桃夭(とうよう)祝婚歌
この娘(こ)ここに嫁げば その家栄える
桃は優しく 生き生き 豊かに膨らみ
この娘(こ)ここに嫁げば 子孫にぎわう
桃は強く 逞しく 葉は生い茂り
この娘(こ)ここに嫁げば 家族平安
桃 夭 桃 夭 (とうよう) 詩経
桃之夭夭 桃の夭夭(ようよう)たる
灼灼其華 灼灼(しゃくしゃく)たる其(その)の華(はな)
之子于帰 之(こ)の子于(ここ)に帰(とつ)ぐ
宜其室家 其(そ)の室家(しっか)に宜(よろ)しからん
桃之夭夭 桃の夭夭(ようよう)たる
有蕡其實 有蕡(またふん)たり其の実
之子于帰 之(こ)の子于(ここ)に帰(とつ)ぐ
宜其家室 其(そ)の家室(かしつ)に宜(よろ)しからん
桃之夭夭 桃の夭夭(ようよう)たる
其葉蓁蓁 其の葉蓁蓁(しんしん)たり
之子于帰 之(こ)の子于(ここ)に帰(とつ)ぐ
宜其家人 其(そ)の家人(かじん)に宜(よろ)しからん
参 考
詩 経=中国最古の詩集、(前551~前479)年、孔子よって編纂されたと。
万葉集よりも約1250年前。各地で流行した民謡や恋歌、式典に秦せられた歌、
など合計305編が収められている。
桃 夭=祝婚歌、 夭夭=若く美しいさま、 灼灼=花が盛んに咲くさま、 蕡(ふん)=木の実の
膨らむさま、 蓁蓁=葉の茂りあうさま、 室家・家室・家人=家族の意味を言い換えた
用法 于=ここと読む、ゆきと訓む人もある。
