卒寿小論 481 「ぼやき川柳」楽しんでます
金曜日の関西発ラジオ深夜便の夜11:05分から、
布団の中でラジオの音声を小さくして一人で楽しんでいます。
以前、土曜日の時間帯の時は、家族そろって声を出して笑いながら
「ぼや川」を楽しんでいました。川柳は深夜よりも明るいうちの方が似合いますね。
先週のお題は「ビール」でした。
川柳は江戸の始まりからお師匠さんと言われる選者が「お題」を出して
参加者が575の一句をひねるわけです。
お題の出し方は、「前句付」と「冠付(かんむりづけ)=(笠付)」
の二通りがあって趣が少しずつ違ってきます。
「前句付け」は、例えば、最初に選者が「切りたくもあり、切りたくもなし」
とお題を出しそのイメージで一句ひねり、発表の時に一句の後に
前句を続けて読み上げます。
お題 前句 「切りたくもあり切りたくもなし」
さやかなる 月をかくせる 花の枝 切りたくもあり切りたくもなし
冠付け(笠付け)は、上5がお題になり、それに続けて7・5を詠みます。
お題 「立ちどまり」に、7・5を続けて詠みます。
立ちどまり やさしや蟻の 行きちがい
深夜便のぼやき川柳は、「前句付け」「冠付け」の要素を加味しながら、
お題のイメージを川柳としてまとめるように一句詠みあげるようです。
深夜便のぼやき川柳の面白さは。選者で川柳作家の大西泰世さんと
進行役のアンカーとのやり取りが面白く川柳解釈の参考になります。
好きな江戸川柳
母の名は親父の腕にしなびてゐ 命なりけり命なりけり
役人の子はにぎにぎをよく覚え 運のよいこと運のよいこと
ぬす人をとらえてみれば我が子なり 切りたくもあり切りたくもなし
好きな現代川柳
聴診器胸の話を聞いてやり 田向秀史
神様がくすぐっている子の寝顔 瓢 居
子には子の悲しみがある虫の墓 進藤一車
社会の毒浴びて非行の芽は太り 藤 正悟
金曜日の「ぼやき川柳」楽しみにしています。一人静かに笑っています。

タンポポの花言葉は、「愛の神託」「神託」
「真心の愛」「別離」