卒寿小論 528 壁に挑むのが好きな男ども
国民民主「103万円の壁」 養老孟子「バカの壁」
石川達三「人間の壁」 安倍公房「壁」芥川賞受賞小説
日本の壁の始まりは、安倍公房ではないかと思う。
安倍公房1924年(大正13年3月7日生まれ)東京大学医学部卒、1993(平成5)年1月22日没、68歳、小説家、劇作家、演出家。
「壁」は、ある朝突然自分の名前を喪失してしまった男の物語り。
名前の喪失、関係の喪失、現代人の抱える孤独を描いた作品。
東大は、「壁」がお好きなようだ。養老孟子(東大医学部)
玉木一郎(東大法学部)安倍公房(東大医学部)
日本人は「壁」のつくタイトルに惹かれる。作品の題名に限らず表題に
「壁」が付くと受けるような傾向にある。
今、100年時代と言われるけれども、日本人の男性の寿命は
80歳(傘寿)が大きな壁のようだ。子供時代からの遊び友達のほとんど、
7割がたが80の壁で終わった。
残りの3割が88歳の米寿を迎えた。米寿を迎えた中でも健康で頑張っているのは
ほとんど0に近い。
人間の壁は、読んだが、安倍公房の「壁」は読んでいない。
日本人男性の米寿の壁を越えた記念に安倍公房の「壁」を読んでみよう。