卒寿小論 499 江戸私塾と文科省
文科省は現代教育に本気で取り組んでいるのか。疑問に思う。
「免許なし教員」の勧め。
盛山正仁文部科学相が教員免許を持たないが、高い専門性を持つ外部人材に与える
「特別免許」という従来からの制度を活用し、来年度からの採用を想定。
教員不足や現場の多様性確保に対応するため、教員の定数とは別に学校に配置できる。
採用されたアスリートは、体育や部活動の担当を見込む。
合わせて、校長も「資格なし・教員免許なし・教職経験なし」でも
民間から自由に採用できるようになった。
2003年の民間人校長の出発で、特別免許の教員で構成すれば、
江戸の私塾の再生になる。
どうも文科省は、現在の教育システムの中で教員や管理職を
育てることが苦手のようである。
あるべき姿は、文科省の権限の中で教員を育て、
管理職を養成していかなければならないのに
それができないのか、やる気がないのか。
いっそのこと、全ての免許をご和算にして、江戸の私塾の人づくり
教育にかえることも面白い試みかもしれない。
松下村塾・蘭学塾・適塾・咸宜園など、もう一度見直してみますか。
そうすれば、文科省の意図するところがはっきりとしてくるのかもしれない。
文科省の言う「特別免許」も「資格なし校長」も否定するだけでなく
再考の余地があるのではなかろうか。