卒寿小論 58 ここらを折れと生まれつき <江戸川柳>
連翹(れんぎょう) 季節の花 https:www.hana300.com/
花言葉 期待、希望、集中力
1 蓮 根
れんこんはこゝらを折れと生まれ付
れんこんのくびれた節々をここらを折れと見たところが人間の目の面白さである。蓮根のようにここらを折れと素直にやさしく生きている人々の集団は極楽のようなコミュニティーであろう。
母親は子どもに対して「ここらを折れ」と言わんばかりのくびれを見せて生きている。子どもはうまくくびれを見つけて折っていく。
穏やかな優しい人間関係が基本かも知れない。
極楽はさぞ蓮根が安かろう なかなか、地獄も極楽も音を上げています。
2 蓮 台
蓮台へ乗ても下は地獄也 貧富の格差なし。
参考 蓮台=仏の座る台。上等の川越は、駕籠のまま蓮台に載せる。
蓮台で花よめ送る金谷縮ク これしか手はないのよ。頑張って。
娑婆で乗る蓮の台ナ(うてな)は大井川