捨てようと整理していたメモ帳の中に2007年(平成19年)の古希の日の俳句を見つけ、16年前の自分の姿を思い出し読み返していた。 安楽寺しだれ桜に導かれ 安楽寺は先輩の実家、このしだれ桜は歴史もので県 下でも有名 勲章に縁のない身の二人旅 ... 続きをみる
2023年4月のブログ記事
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卒寿小論 260 出生、没年不詳の謎多き吉田兼好(徒然草5)
出生、没年不詳の謎多き吉田兼好 吉田兼好の家系は代々神祇官あるいは太政官として奉仕してきた。 兼好の父、兼顕(かねあき)は治部少輔、兄の慈遍は大僧正、兄の兼雄は民部大輔の官職にあり、兼好は蔵人・左兵衛佐の仕官であった。 治部少輔は官職四等官の2番目である。長官(かみ)の次が... 続きをみる
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兼好と長明の住居観 鎌倉前期の「大火、辻風、遷都、飢饉、地震、保元の乱、平治の乱」と大混乱の中を生きた鴨長明と武士の力が定着してきた安定した鎌倉後期に生きた吉田兼好では人生観に大きな違いが出るのは当然である。 特に、住居についての考えは大きな違いを感じる。 鴨長明は、... 続きをみる
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兼好法師の色の道 兼好法師は相当のイケメンで自信家であったのだろうと思われる。 つれづれ草の第1段のしょっぱなから、『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。』(容貌や風姿のよいのがよい。) これは相当の自信があっての言葉とみる。 更に、序段の『あ... 続きをみる
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天から降ってきた友 1947年(昭和22年)戦後2年目の学校の風景がまざまざと浮かび上がって来る。 「大石、こっちこい」小学生とは思われないほどのドスの利いた大きな声で、小川が呼んだ。 5年生になったばかりなので大石良治はクラスの者のほとんどを知らなかった。 無... 続きをみる
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兼好の理想とする男性像 「容貌や風姿がよいのがよい。しゃべりぶりも聞きやすく、やさしく穏やかで口数の少ないのがよい。」 『人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。ものうち言ひたる、聞きにくからず、愛敬(あいぎやう)ありて、言葉多からぬこそ、あかず向は... 続きをみる
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家の前を東西に伸びる道路がある。道路に面して小学校の塀が運動場と体育館そしてプールを囲っている。その中央に小学校の南門、通常裏門と呼んでいる出入り口がある。 この裏門を利用している子どもたちは全校児童の1割程度であろうか。それでもいろいろなドラマに出会うことが多い。 今日も下校途中の一年生の... 続きをみる
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漫 文 16 いいじゃありませんか兼好さん いいじゃありませんか 兼好さん つれづれなるまま 日くらして 退屈しのぎの エッセイで かまくら末期の 文化人 一目見るなり そ... 続きをみる