卒寿小論 153 爪に火をともす(上方)
【ろうそくの代わりに爪に火をとぼすほどけちである。】
敗戦後の日本は社会全体が貧しかった。大人たちはみんな厳しい生活を強いられて「けち」に徹して子を育て教育に力を入れた。
そのことを知っていて、大人になった親たちは厳しさに耐えることも「けち」に生きることも特別なこととは思はないで生きていける。
「けち」という感覚よりも無駄をしないという感覚の方が身についているようである。
無駄なく、無理なく、けちに徹して生活していて別に不満もなく人生を楽しんでいければそれに越したことはない。
とても「けち」に徹して生活をする親戚の若者がいて少し心配していたのであるが、自分の目的達成のために「けち」に徹してためたお金を全額はたいて挑戦した時には安心と共によくやったと感動した。
今でもそんな生き方をする若者が多くいることに満更捨てたものではないと思っている。
庭のつつじ
ツツジの花言葉は「節度」「慎み」。
ダンチョネいろは歌
国家資格を 三つもとった (アーどうしたどうした)
規制厳しくネ 仕事セロ ダンチョネ (エーなんとなんと)
5年経ったら また首切られ 切られ切られてネ
さようなら ダンチョネ