卒寿小論 156 念には念を入れ(江戸)
『心を注いだ上にもなお心を注ぎ、おろそかであってはいけない。』
念には念を入れてことを勧めることは大切である。
しかし、念には念を入れて、石橋をたたいてもなお渡ろうとしない男も考えものである。
私の友人で経済学部を優秀な成績で卒業した男がいる。
彼は親からの遺産で一生涯食っていけるものを持つことが約束されていたので、新しいことに挑戦することにことのほか臆病になってしまった。
彼が優秀であればあるほど優秀な能力を使わず終わってしまうのは至極残念である。
一流の大学を出て理論は素晴らしいのであるが、行動が伴わない。近年、そんな男をよく見かけるのだが、それもまた人生か。
令和の今は何もしないことが利口な生き方かもしれない。国民のためになるような仕事をやる人はいない。やっても自分の金儲けの仕事しか考えていないそんな時代のようである。今も昔も同じかな。
ダンチョネいろは歌
人生気晴らし あれこれやって (アーどうしたどうした)
三日坊主でネ 暇潰す ダンチョネ (エーなんとなんと)
あれやこれやと しっかり脅し 後は保険をネ
すすめます ダンチョネ