syougoのブログ

余命ゼロ年代を生きるために

卒寿小論 373 出来のいい子も不安の種

 高齢者仲間の爺さんがね「3分間ショートショートの落語を創ってみては」なんていったので、根が正直、上に二文字じゃなくて、私の場合は下に二文字が入って、バカ正直じゃなく、正直バカなもんで、すぐに食いついてほんとバカですねえ。


 おまけに名前まで付けてくれました。あなたのブログから取って、藤亭笑悟でどうです。なんて言われましてね。正直バカなもんですから、素直に受けまして、本日より馬鹿馬鹿しいお話を3分ショートで考えてみようかなと。


 正直バカの ふじ亭しょうごと申します。よろしくお願い申し上げます。


「武さん。出来のいい子も心配の種ですな」
「笑ちゃん、どうかしましたかな」
「うちの孫の偏差値が80だって、わたしゃ意味がよく分らんのですが」
「そりゃ凄い。東大理三コースですな」
「その東大理三コースって何ですか」
「笑ちゃん、東大の中でも一番難しい医学部なんですよ」


「武さん、えらい詳しいね」
「うちの親戚にね。東大文三の教育学部を出て今、大学教授をやってるもんが居るもんですから」
「すごいね。孫は何でも東大文一に合格したとか言ってました」
「東大法学部ですね。将来は官僚、政治家コースですよ。おめでとうございます」
「ありがとう。孫ね。どうも武さんの言うコースをねらっているようなんです。つい先日のネット情報で、偏差値80,東大法学部政治コース出身の大臣が、何から何まで記憶が薄れているようでね。孫に言ったんですよ」


「何と言ったの」
「爺ちゃん心配だなあ。政治家だけにはなるなよ。70歳近くになるとどうも記憶が無くなる傾向にある。爺ちゃんも婆ちゃんもそれが心配なのよ。そしたらね。孫がね」


   「爺ちゃん心配しなくていいよ。優秀な秘書を10人ほど雇うから」


        

    

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