syougoのブログ

余命ゼロ年代を生きるために

卒寿小論 217  輪読の勧め (子育て14)

                                          作戦タイム 14 輪読の勧め 


読書好きの子どもを育てるには、家族ぐるみで本を読む環境をつくることです。


子どもだけを本好きにするすることもできますが、親の努力が大変なことになります。


親も子も読書を好む環境を整えたり体験をともにしたりすることの方が、親も子も大きなエネルギーを使わずに成果を楽しみながら挙げるようです。


私の体験から家族ぐるみの「輪読会」を勧めます。


読む本は教科書で充分。どの教科の教科書でもよい。読みたい本から、興味のある本から手当たり次第に読んでいこう。ここで大切なのは、家族ぐるみで声に出して本を読むことです。


何でも家族で、トランプをしたり、尻とり言遊びをしたり、歌を歌ったりと家族で楽しむ雰囲気が大切です。


そのうちに声に出して読みたい本の方向が出てきます。
決してうまく読む必要はありません。声に出すということだけでよいのです。


さて、学校の図書館や市の図書館などを利用して読書の幅を広げていくことも大切です。時にはお気に入りの本を買って自分の本としての読書に入ることも考えたいものです。
輪読ですから、参加する人が少し慣れてからレコーダーなどを利用して自分や家族の人の音読を聞くことを勧めます。


さらに、たまにはプロの作品朗読をみんなで聞いてみるのも参考になります。


この辺りから、子どもの読みに変化が表れてきます。だからといって取り立てた指導をする必要はありません。狙いは読書好きになればよいのですから。
その一点に絞り込んで家族ぐるみの輪読会を1週間に1度程度は継続していく。曜日と輪読会の時間帯を家族の一番都合の良い時に決めておくとながつづきします。


勿論、上手いものを食べたり飲んだりしながらの輪読会も楽しいものです。楽しい集いであることがすべてです。


音読する本の方向が決まったら、物語文などでは役割をきめて輪読をします。


地の文はお母さんが読むから会話の文はあなたが読んで。次は地の文をあなたが読んで、という風に役割を交代しながら輪読を進めます。
これ、楽しくて力がつきます。是非


暫く輪読会を続けると半年ぐらいで、自分だけで本を読むようになります。輪読会卒業の時がやって来たら、ひとりで読書をするように任せます。


                          たまには、気に入った文章を家族の前で「音読」させるのも。
                          読書好きにする基本は、楽しい読書環境を工夫することでしょう。


                             

×

非ログインユーザーとして返信する