卒寿小論 389 警告無視、1週間で快便に
日常生活の中でたびたび小さな警告があっていたのだろう。気づかなかったのか、気づいていてもそれを無視し続けた。そんな気がする。
医師「あなたの食生活を聞いていると、60代のそれも元気な人の食事内容です。これを機会に思い切って80代の食生活に切り替える努力をしましょう。」
日曜日の夕食時に久しぶりに「豚骨ラーメン」に「焼酎のお湯割り」を飲んだ。その夜、発熱、お腹がはり、少し痛み、それから下痢が始まる。
次の日に掛かりつけの病院へ行き、コロナとインフルエンザの検査、どちらも陰性で、ひとまず、整腸剤とカロナールとムカムカ止めの薬を処方してもらって帰る。
次の火曜日これを機会に血液検査とCT検査をしてもらう。
CT検査は別に問題はなかった。血液検査の結果が次の日にわかるので、今日はそこまでで終了、下痢は続く。
水曜日の血液検査の結果も大きな問題は見つからなかった。CRPの値が高いので下痢が収まってから、胃と腸の検査をしましょうと。
「先生、整腸剤は以前からビフオヘルミンが合うのですが。」最初の整腸剤からビフオヘルミンにかえる。
水曜日の夕食後、そして木曜日の朝・昼・夕、計4回の服用で下痢が止まる。
金、土、日とおなかの調子が安定してきて、食欲が元にかえる。
下痢が始まって1週間目の月曜日に健康な時の便に戻る。確認の合言葉
「固さ良し、色良し、太さ良し、よっしゃ。」
医師「60代の私でも豚骨ラーメンはやめました。うどんにしました。お酒も週3日程の休刊日を取っています。あなたは後5か月ほどで米寿です。80代に相応しい食生活の工夫をしましょう。これからはそういうことを中心に相談に来てください」
「ありがとうございました」
過信が小さな警告を無視してきたような気がする。
調子の良い時は、何事も問題や警告があっても無視して生活を自分勝手にやってしまう傾向にあることを自覚した。
米寿を直前にいい警告を受けた。これが私にとっての最後の警告であろう。
健康問題だけではなく、生活問題のあり方、特に人間関係についても過信することなく丁寧に受けと止めて晩節を汚さぬように生きて行こう。