syougoのブログ

余命ゼロ年代を生きるために

卒寿小論 271 いつの時代も教育は大変(教育13)

 いつの時代も教育という仕事は大変であるが、昭和・平成・令和の中でも今が一番大変である。


 戦前戦中と教え子たちを戦場へ送り出した大変さと、戦後生きることのために罪を犯した教え子を見ることの大変さと、今、世の中が見えない時代の教育の大変さ。


 どの大変さが一番なのかは、比較することは難しい。が、現在の大変さはなかなか手ごわいようである。


 そんな中で教育の仕事に参加される皆さんに最後まで頑張りぬいてくださいとエールを送りたい。


 政治は正義と公正の追求が一番の課題であり、宗教は誠実と信頼の実践が中心でなければならい。
 なのに正義も公正も姿を消し、誠実も信頼も影が薄くなった今、教育の仕事を何によって推し進めていけばよいのか。


 教育の国家目標が曖昧になった上、教育にかける個人の願いはその願いを実現しても国家目標とはかけ離れたものになっていく。個人の願いが国家の願いに繋がっていくことは先ずないようである。


 法令の中でも一番強い「憲法」。法律・政令・省令など全ての国内ルールは、憲法に違反することができない。


 であるにもかかわらず。「解釈」という変な理屈で憲法を無視する政治家が出てきたために、「憲法は死に体」に近づいてきた。


 教育は「正義と公正」を実行できる教え子たちを政治の舞台へ送り出さなければならない。併せて、慈悲の心や誠実と信頼、礼儀と抑制などを実践できる宗教についても導いていかなければならない。


 大変な時代の大変な教育に積極的に挑戦をしてもらいたい。


 おそらく一生かけても成果は期待できないであろうが、100年先までつながっていくような教育の痕跡を残してほしいものである。


     教育の仕事は常に百年先を見通して今を生きなければならない。
     大変な仕事である。健康に留意されて楽しくやり通して下さい。


      

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