卒寿小論 232 目の上のたん瘤 (江戸)
『自分より位置や実力などが上で、何かにつけて邪魔になるもの。』
目の上のたんこぶとなる場合と憧れや尊敬になる場合とがある。
実力のある厳しい先輩に多く出逢ったが、目の上のたんこぶと思ったことは一度もなかった。
いつもすごい先輩だと驚きと尊敬の念で相手に接した。先輩から引き上げられてここまでやってきたように思う。
要は、相手との人間関係をどう作るかで、「たんこぶ」になるか「憧れ」になるかの違いが出てくるのではなかろうか。
自己中心的な生き方の人は、ちょっとしたことやあらゆることでことごとく「目の上のたんこぶ」として受け止めてしまうようである。
融和的協調的な人は、「憧れ」と「尊敬」の念で相手を受容しているようである。
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