卒寿小論 35 社会の毒浴びて <自選川柳>
彼岸花 季節の花300より
花言葉 「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」
社会の毒浴びて非行の芽は太り 正悟(川柳名 凡太)
「先生。爺ちゃんが嘘つきは泥棒の始まり。と、言うけどおかしいですよね。」
「どうしてだ。」
「ぼくは。泥棒や悪いことをしたから嘘をつくんだと思います。」
「なるほどそうだよね。」
中学生にもなると論理のおかしさを見抜く力がついてくる。大切なことである。
嘘をついたり資料を胡麻化したりするのは、確かに悪いことをした結果の行動である。
子供たちの道徳教育のお手本にならなければならない大人たちの現状を見る時。日本の道徳教育は崩壊したなと考えてしまう。
特に学校教育における道徳教育をどう立て直していくのか。現代の重要にして緊急の課題である。
世のリーダーの生きざまを見て子どもは育つ。大人も育つ。社会も育つ。
ゴキブリも生きているぞと逃げまわり 逃げまわる奴がいつの間にか出世するんだ
捨て猫の母呼ぶ声の途絶えけり 親があてにならないのか。
野良犬も集まり給食間近 何故か、給食時間になると全員集合
大丈夫と医者の言葉で病癒え 心のケアが一番ですぞ
真面目さは遠い昔のお題目 あいつが。へえー あいつがなあ