卒寿小論 200 芸は身を助ける (江戸)
『一つの技芸にすぐれていると、困窮したときにそれが生計の助けになる。』
昭和三〇年代の初めに全盛を極めた柳亭痴楽の「綴り方狂室」を下敷きに三分程度の自己紹介をノミュニケーションの席で披露したものである。
その度に新しい人脈が広がり仕事が順調に進んだ。中でも印象に残るのは当時の市長の息子と縁ができ、よく飲み歌い意気投合して市長や教育長との人間関係も深まり、何かにつけて助けてもらったことである。
ほんのちょっとした芸が人生に影響を与えたことに驚いている。
ダンチョネいろは歌
哀調豊かな あなたの声を (アーどうしたどうした)
も一度聞きたいネ ヒロシデス ダンチョネ (エーなんとなんと)