卒寿小論 241 瓢箪から駒 (上方)
【道理上あるはずのないこと。意外なところから意外なことがあらわれること。】
ある教育研究機関に研究員として勤めるようになった時のことである。
二人の大物課長が対立して、所構わず自分の意見を通してやりあい組織全体が動かなくなりかけていた。そのような職場から中央に執行委員を出さなければならない時期が来て大変なことになった。
どちらの課長も自分の息のかかった部下を執行委員に送り出そうとして一歩も引かず結論が出ない。すったもんだと時間をかけた末に今年入った私に白羽の矢がたった。
研究機関のことや執行委員のことなど全くわからない、どの派閥にも属していない自由人を担ぎ出して一応のけりがついた。
執行委員を経験することの意味も後でわかったことであるが、その時は何も若い内の経験と思って気持ちよく引き受けた。この経験が後々の職歴として効果的に働いた。
まさに、瓢箪から駒の体験であった
ヒイラギ 季節の花300より
花言葉は「用心深さ」「先見の明」「保護」
ダンチョネいろは歌
景気判断 日銀まかせ (アーどうしたどうした)
言葉一つでネ 踊り出す ダンチョネ (エーなんとなんと)