卒寿小論 93 骨折り損のくたびれ儲け (江戸)
『むだに骨をおるばかりで、まったく効果のないこと。』
テレビのニュースで、日本人の傾向を表す思考パターンをよく見かける。事故や事件が起きると、責任者が「二度とこのようなことが起こらないように万全を尽くして・・・」と、決まり文句を発表する。
日本人は、事故や事件が起こってから、その原因を本格的に追及していく姿勢を示し、とどのつまりは関係者の中の一人に責任を取らせて、それでけりを付けようとする。
このような事例は、私たちの身辺で日常茶飯に経験することである。教育現場においてもそのような事例が多い。危険な遊具や不健全な遊びの問題がそれである。
吹き矢、ゴム銃など危険な遊具が、店から売り出され、児童・生徒の間に流行し、行き渡って、事故が起きてから、危険遊具として禁止の通達が流れてくる。
ダンチョネいろは歌
地震・原発 大雨・台風
去ってまた来てネ くりかえす ダンチョネ
被害が出る前 言い訳しとこ (キュッキュキュ ~ )
想定外の 雨と風 (ブンガチャッチャ ~ )